相変わらずDHEAに関する問い合わせが多いので、今回は異なるアングルからDHEAを取
り上げてみます。2年ほど前までは、「不妊ルーム」における37歳以上の女性のフォ
ローアップで、最も強力なサポーターは漢方薬でした。
女性は35歳を過ぎると、卵を成熟させるホルモンであるFSHの上昇が見られるよう
になります。卵巣が少しずつ老化し始めるので、卵の成熟を促すホルモンの分泌が、
より高まって来るわけです。その傾向は37歳を過ぎると、より顕著になります。こ
うしたFSHの高い女性を中心に、漢方薬を使ってきました。
それに加えて、年齢が高い女性、もしくはFSHの高い女性に対して、DHEAを投与する
と、体外受精などで、より良好な「卵」が得られるという、高度生殖医療などを行う
医療機関からのレポートや、外国からの論文も現れるようになりました。それならば、
タイミング法でも、よりよい卵が排卵されるはずです。
私が「不妊ルーム」で、このDHEAを導入した大きな理由は、FSHなどと同様にDHEA
の値は採血によって容易に調べられるからです。さらにDHEAの値は、FSHとは異なり、
生理周期による値の変動が小さいというのも、DHEAが使いやすい理由です。
「不妊ルーム」におけるDHEAの使い方は、使用前にDHEAの値を調べ、その値に応じて
服用してもらうDHEAの容量を決めます。そして、定期的に採血をおこない、DHEAの値
を見ながら、DHEAの量を調節していきます。漢方薬もそうですが、例えサプリメント
であっても、医師の管理下で服用することが、効果的かつ安全だと私は考えています。
当院では、ひとりでも多くの女性の希望を叶えられるよう、漢方薬やDHEAなどを積極
的に取り入れ、これからもより自然な妊娠に取り組んでゆきます。
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