2 月 26
昨年の暮れに新しい本を書いて欲しいという依頼があり、先日正式に出版が決まりま
した。今回の新しい企画では、「不妊ルーム」の10年余りを振り返り、読者の皆さ
ん方を勇気づけ、そして元気が出てくる本が書けないかという提案でした。
私自身、正直自信がないこともあり、逡巡もしました。しかし、編集を担当される女
性が、大変優秀なので、私もだんだんと「書けるのではないか」という気になってき
たのです。
私はこれまで、妊娠にアプローチするための実用的な本を、何冊も世の中に送り出し
てきました。今から8年前に出した最初の本『妊娠レッスン』は、多くの読者に好意
的に受け入れられ、13刷となり、5万5千部が出版されました。そして多くの女性
を勇気づけることができました。また、『妊娠レッスン』は、私がを書く、スタート
ラインともなりました。
不妊に悩むカップルだけではなく、その手前の「いつか子どもを持つかもしれない」
「何歳まで妊娠、出産できるのだろう」と漠然と不安を抱いている層に、妊娠に関す
る正しい知識や生命の素晴らしさを伝え、若い読者には子どもを持つことに積極的に
なれるよう、子どもを望む方はひとりでも多く授かれるよう、そして社会全体がその
ことを応援できるような本にしたいと思います。
完成がいつになるのかまだまだわかりませんが、このブログを通して進捗状況などを
皆さんにお伝えしたいと思います。ご声援いただければ大変嬉しく思います。
感想などは、「不妊ルーム」HPからお願いします。
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2 月 23
先週1週間、『週刊女性』の ”人間ドキュメント ”に、「不妊ルーム」が紹介さ
れました。そして読者の皆さんから、いろいろなメールを頂きました。その中には、
かつて当院に通院され、妊娠された方のメールが何通かあり、私も大変懐かしい思い
をしました。皆さんいいお母さんになっておられるようです。
また、この企画では「不妊ルーム」で子供を授かった2人の女性に登場して頂くこと
ができました。そして、私がとても驚いたのは、両名とも実名で登場されたことでし
た。感謝の言葉も大変嬉しく思いましたが、私が ”結構早口である ”とか、 ”
そっけない ”とか、忌憚のないご意見を伺うこともでき、身の引きしまる思いでも
ありました。
それにしてもこうした記事を書く記者の方というのは、大変優れた能力を持っている
ものだと感心もしました。私のとりとめのない話を、大変上手にドラマチックに展開
されており、私自身が記事をのめり込んで読んでしまいました。
これを機会にまた気持ちを新たに、1人でも多く方が、「不妊ルーム」で妊娠される
よう、スタッフ一同頑張っていきたいと、気持ちを新たにいたしました。
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●読者のメールから:
「週刊女性」の記事を拝見いたしました。
先生が専門外の不妊治療を始めたきっかけ・経緯から、不妊症に悩む女性の方にとっ
ての先生の存在についてまで、興味深く読ませていただきました。
特に印象的だったのは、冒頭にあるお母さんの「この子は私たち夫婦と先生の3人の
子」という言葉でした。
先生とご夫婦が三位一体の関係になって治療にあたれる環境がそこにはある。だから
こそ、新たに生まれてくる命に対して、より一層の愛おしさを感じられるようになる。
そういった、先生とご夫婦、そしてお子さんも含めれば4人の暖かい関係性のような
ものが、まさに「この子は私たち夫婦と先生の3人の子」という言葉に集約されてい
る気がします。
また、ドキュメンタリーとして話が展開していくだけあって、先生の人間的側面にも
迫っており、先生の人柄がよく伝わる心温まるエピソードに触れることもでき、何だ
かこちらまで嬉しい気持ちになりました。
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2 月 19
相変わらずDHEAに関する問い合わせが多いので、今回は異なるアングルからDHEAを取
り上げてみます。2年ほど前までは、「不妊ルーム」における37歳以上の女性のフォ
ローアップで、最も強力なサポーターは漢方薬でした。
女性は35歳を過ぎると、卵を成熟させるホルモンであるFSHの上昇が見られるよう
になります。卵巣が少しずつ老化し始めるので、卵の成熟を促すホルモンの分泌が、
より高まって来るわけです。その傾向は37歳を過ぎると、より顕著になります。こ
うしたFSHの高い女性を中心に、漢方薬を使ってきました。
それに加えて、年齢が高い女性、もしくはFSHの高い女性に対して、DHEAを投与する
と、体外受精などで、より良好な「卵」が得られるという、高度生殖医療などを行う
医療機関からのレポートや、外国からの論文も現れるようになりました。それならば、
タイミング法でも、よりよい卵が排卵されるはずです。
私が「不妊ルーム」で、このDHEAを導入した大きな理由は、FSHなどと同様にDHEA
の値は採血によって容易に調べられるからです。さらにDHEAの値は、FSHとは異なり、
生理周期による値の変動が小さいというのも、DHEAが使いやすい理由です。
「不妊ルーム」におけるDHEAの使い方は、使用前にDHEAの値を調べ、その値に応じて
服用してもらうDHEAの容量を決めます。そして、定期的に採血をおこない、DHEAの値
を見ながら、DHEAの量を調節していきます。漢方薬もそうですが、例えサプリメント
であっても、医師の管理下で服用することが、効果的かつ安全だと私は考えています。
当院では、ひとりでも多くの女性の希望を叶えられるよう、漢方薬やDHEAなどを積極
的に取り入れ、これからもより自然な妊娠に取り組んでゆきます。
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2 月 15
一昨日、共同通信の取材を受けました。これまで、新聞、雑誌などから沢山の取材を
受けてきましたが、共同通信は初めてでした。本題に入る前にこの会社に大変、興味
をもちました。
共同通信というのは新聞社と同じように、新聞に掲載する記事を作る会社ではあるの
ですが、この会社の新聞があるわけではありません。日本の各地に数多く存在する地
方新聞に配信する記事を作っているのです。ですから、配信した記事を、掲載するし
ないの判断は、受け取った各々の新聞社に委ねられるそうです。
当院に取材に来られた女性記者の方は、数ヶ月前に私が「朝日新聞」に投稿したオピ
ニオンの ”排卵日検査薬の問題 ”に関する記事を読んで、その内容に共鳴して取
材に来たとのことでした。実際にこの記者さんは、取材に来る前に調剤薬局で排卵日
検査薬を買ってみたそうなのです。その時たまたま、ほかにお客さんがいなかったた
め、「排卵日検査薬をください」と、口にすることにためらいはなかったものの、名
前や連絡先まで記名させられることに違和感を覚えたそうです。
共同通信から配信される記事は、掲載するしない、そしていつ掲載するかという判断
も、それぞれの新聞社にゆだねられるそうです。したがって、日本各地の新聞にポツ
ポツと私の意見が出てくるということも考えられます。ですから、排卵日検査薬のこ
とは、ロングテールで話題になるかもしれません。そして、より多くの人々に、排卵
日検査薬の問題に関心をもってほしいと願います。
排卵日検査薬が、薬事法改定前のように、容易に入手できるようになるのみならず、
コンビニなどで、気軽に買えるようになって欲しいと願っています。
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2 月 13
昨年は、「新型インフルエンザ」(ブタ・インフルエンザから改名)に明けて、新型
インフルエンザに暮れた1年でした。本当に多くの人々が、このインフルエンザに振
り回された、と言っても過言ではないでしょう。
ところが、今年に入って、ちょっとインフルエンザの雰囲気が、例年と違うのです。
いわゆる冬に流行する「季節性インフルエンザ」というのは、除夜の鐘とともに、少
しずつ患者さんが増え始め、1月の終わりから2月にかけてピークを迎えるというの
が一般的です。新型インフルエンザは、年が明けてから急速に終息に向かいました。
ところが、いつもなら数多く訪れる季節性インフルエンザの患者さんが、今年はほと
んど現れないのです。熱を出して当院を受診した方に、インフルエンザを疑い検査を
するのですが、ほとんど全ての人が陰性で、急性上気道炎と診断されるのです。新型
インフルエンザが猛威を振るいすぎたので、今年は季節性インフルエンザが出る幕が
ないのかもしれません。
数年前ですが、インフルエンザのシーズンが終了したと思ったら、3月の終わりから
4月にかけて、季節性インフルエンザが大流行したという年もありましたから、まだ
まだ油断はできません。今日の東京は、朝小雪混じりでしたので、ついインフルエン
ザのことが頭に浮かんできました。
だいぶ前のことになりますが、当院で妊娠反応陽性となって喜んだのも束の間、イン
フルエンザにかかって40度の高熱を出してしまい、結局流産になってしまったとい
う方がおられました。妊娠を期待するあまり、足下の思わぬ小石に躓いてしまわない
よう、皆さんも健康管理には十分注意して下さい。
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