4 月 13

3月の妊娠について

先月(3月)は、「不妊ルーム」のフォローアップから、12名の方が
妊娠されました。そのうち、9名は、不妊治療経験者でした。
妊娠反応陽性時の「不妊ルーム」における治療内容は、下記の通りです。

  漢方薬:         6名
  漢方薬+排卵誘発剤:   3名
  タイミング法のみ:    2名
  高プロラクチン血症の治療:1名

”漢方薬のみ”というのが一番多く、ついで”漢方薬+排卵誘発剤”で妊娠
というのが、「不妊ルーム」の一貫した傾向です。

また、不妊治療経験者9名の前医での治療内容は、

  タイミング法: 5名
  人工授精:   2名
  体外受精:   2名

このことからも、”不妊治療の延長線上にのみ「妊娠」があるのではない”
ということが、おわかりいただけると思います。

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4 月 10

20090410「妊娠を考えるセミナー」を終えて

 4月5日の富山市での私の講演会「妊娠を考えるセミナー」- ”パートナーと育む妊
娠力”には、350名近い方々にご来場いただき、盛況のうちに終えることが出来まし
た。

 なによりも印象的だったのが、若い女性の来場者が多かったということです。私も
あまりの人の多さに少々緊張してしまいましたが、皆さん熱心にお聞きいただき、感
謝です。

 開催にご尽力された方々に、この場を借りてお礼を申し上げたいと申します。

 担当者様から、来場者の感想が送られてきました。以下は、抜粋です。

●講演を聴いて印象に残ったこと

・先生の話をきいて自分は「意識しすぎ」なんだと思った。今後はもっと気楽に
 取り組んでいきたい。

・卵子が老化するということを初めて知った。

・基礎体温を今まで何気なくつけていたので自分の体に活用していきたい。

・排卵検査薬というものの存在を初めて知った。

・“気持ちを先取りできない”という言葉がとても印象的だった。

・“不妊治療は自分たちの妊娠力を高めるサプリメント”という言葉が印象的だった。

・こまえクリニックのようなカウンセリングが近くにもあるとうれしい。

・卵子のエイジングについて子どもたちに伝え、自分のライフプランについて考えて
いく 機会をもつことが重要だと思った。

・これから結婚・妊娠を考えているのでとてもためになった。

・わが子が妊娠・出産をする時に親として話せる、といいと思った。
 20歳代、大学生にもきいてもらいたい。

・実際の患者さんの話を交えての話でわかりやすかった。

・パートナーとの話し合い、コミュニケーションが重要ということがよくわかった。

・将来、養護教諭を目指しているのでとても役に立つ話だった。これからの子どもた
ち、 政府にも是非聞いてほしい内容だった。

・「ホルモンの異常がなく卵管が通っていて男性に問題がなければ大体妊娠できる。
自分 たちの妊娠力を信じてみることも大切。」という一言にすごく自身をもらえた。
 妊娠できるかどうか考えるとどんどん不安になっていきそうだったが、自分たちの
力を
 信じてみようと思った。

・高齢でも出産が容易であるかのようなイメージがメディアから受けること多い。教
育や 情報が提供されていないことを実感した。成人式などで「卵子も古くなる」な
どの出産 年齢を考える講演会(大人・親になるための)や勉強会があるとよいと思っ
た。

・「子を授かる」ということの重み、大切さを感じることができた。

・夫と参加したが、一緒に考えていくいいきっかけとなった。

・医療技術のみでなく、夫婦の精神面の問題、「妊娠力」が重要である、ということ
に共 感した。

・子どもができないと何かに頼ってしまいがちだが、まず夫に頼ってみようと思った。

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4 月 02

乳ガン・子宮ガンのチェックは大切!

 当院に不妊の相談にみえられる女性に、子どもに関すること以外で、必ずアドバイ
スしていることがあります。それは、女性が30歳近くになったら、「必ず年に1回
子宮ガン検診と乳ガン検診を受けなさい」ということです。

 子宮ガンは大きく子宮頸ガンと子宮体ガンに分けることができるのですが、子宮頸
ガン発症の若年化と、子宮体ガンの増加が問題となっています。

 子宮頸ガンは、パピローマ・ウィルスという病原体が、このガンの発症に関わって
いることが知られています。子宮頸ガンは、住民検診などの項目に含まれていること
が多いのですが、子宮体ガンは、自分から婦人科へ出向いて希望しないと、検査して
もらえません。このことは、よく覚えておいてください。

 また、乳ガンの近年の増加も非常に大きな問題となってきています。これに関して
は、厚生労働省が中心となって”ピンクリボン運動”を展開しており、ご存知の方も
多いと思います。

 欧米人の乳ガンは、加齢とともに直線的に増加していくのに対して、日本人の乳ガ
ンの特徴は、30代後半から40代初めに、1つの大きなピークがあるということで
す。すなわち、”生殖可能年齢と、乳ガンの好発年齢が重なる”ということです。

 乳ガン検査に関して注意すべきことは、触診による乳ガンチェックは、あまり意味
がないということです。近年マンモグラフィーによる乳ガンチェックが注目されてい
ますが、一般に女性が、40歳以上であればマンモグラフィーによる発見率が高く、
30代までの乳ガンは、超音波による検査の方が、発見率が高いのです。

 当院では、数年前に写真の最新の超音波診断装置を導入し、これによって乳ガンの
検査をおこなえるようになりました。女性は30歳近くになったら、”年に1度、乳
ガンと子宮ガンのチェックを受ける”ということを覚えておいてください。

20090402